短編映画「わかれもの」(第2回)

皆さん、こんにちは。
二月は一月と変わって、なんだか少し暖かいですね。

先ほどお買い物に言ったら、地面がほんのり濡れていました。
雨が降ったのでしょうか。
アスファルトと雨って、人工物と自然なんだけど、
どこか錆び付いた、都会っぽい匂いが大好きです。

さて、前回の続きで「わかれもの」の撮影日記です。

隆弘役の東武志さん

録音部の小川武さん

盲目の女性・吹役の藤岡範子さん

駅員の高山かなさんと演出確認

イギリスから訪れた外人役のMishaさんと助監督の西川文恵さん

撮影部は小柳秀丸さん、おいらよりも若いDPさんです
ランタンを放り投げるカットの撮影

線路も雪一色

このストラップがお話のキーになります。形も……
それぞれのキャストが個性豊かで、作品に登場しております。
おいらが企画する作品では、キャスティングには特に力を入れております。
その俳優さんが持っているもの、今までどんなことを感じてきたか、
どんな部分が得意で、演技の素晴らしさが何であるかとかを大事に致します。

高山かなさんとお会いしたのも、昨年の暮れでしたし、
東さんや藤岡さんには、2年前からこの企画の相談をしておりました。
助監督の西川さんとは、一年前にエマニュエル監督が日本で撮影をした
「The First Time」という現場で出逢い、
DPの秀丸さんも、その現場では助監督をされていました。

映画は、お金や時間、スケジュールなど、
全てを完璧にはできない中、今囲まれているものを
どんな風にして組み合わせていくかを大切にしております。

みんな個性があり、良さがあり、失敗もあるけれども、
失敗を沢山繰り返して、次の高みにチャレンジしたい。
おいらも、この作品は作品性を追究しながら、
次の高みに仲間とステップアップしたいと思い、発起致しました。

短編映画って本当に面白くて、突き詰めれば詰めるほど、奥が深いです。
世界には短編映画だけを創り続けている監督さんもいる位です。

今まで4つの短編映画を制作して、3月には中編映画の撮影を控えております。
この時期だから撮れた作品、この時期だから創れると覚悟ができた作品なので、
今までこの業界で感じてきた全ての物をつぎ込んだ作品になりました。
(次回に続きます)

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