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非日常時だからこそ、アンラーニング習慣を身につけよう!

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新型コロナウイルスで日常生活や仕事に支障が出ている方が多数いらっしゃると思います。 予期せず感染をされたり、外出禁止を余儀なくされている方々の心中、心よりお察しいたします。 現在、イベントやMTGの開催もZOOMを使った遠隔MTGや、 在宅ワークなどのテレワークの推進が急速に進んでいると思います。 外出ができないことの代替として大企業が仕事の仕方を転換しているのですが、 実はこれはウイルス関係なく、だいぶ前からテレワークやノマドワークを実践している 企業や個人は少なくないと思っています。 人間は大きな組織に長年いたり、マンネリな生活を繰り返してしまうと、 固定観念に捉われ、昔ながらの慣習で、 「ねばならない」というイラショナル・ビリーフ(非合理思考) が 身についてしまうものです。 ・それって昔からみんなやってるよね。 ・それは理由なく、当たり前でしょ! ・いつも通りのことを変える必要ってないでしょ? みたいな思考においては、実はより近道があるのにも関わらず、 集団で遠回りの道に行ってしまうことも少なくないと思います。 理由を考える習慣がないと、 思考は単一的になってしまい、結果、効率も生産性も落ちてしまうのです。 だからこそ、こういう時は、日頃からの思考訓練が試される時だと思います。 実は日頃気づいていなかったり、見失っているだけで、 より効率よく作業をする方法は、たくさんあるわけなのです。 だからこそ、非日常において、自分の仕事や生活の仕方を脱却していくことで、 新たな発見があるのだと思います。 これを 学習棄却=アンラーニング と言います。 例えば、車を運転できる人は、いちいちハンドルを右左と考えることをしなくなるように 行動が無意識に自動化 されてしまうと、学習力が少なくなっていくわけです。 ですが、いつもやっている方法を違う方法にしてみたり、 普段とは違う行動を行うことで、日常の癖を多角的に検証し、 普段の行動をアップデートしていくことができるのです。 リモートワークや、遠隔MTGの利便性に気づくなども、 実はそういった視点から捉えると、 日常には様々なアンラーニングの視点がまだまだあるのだと思っています。 非日常時、身の回りの変化が大

問題が起きた時には「間」に着目をする

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昨今、芸能人の薬物事件が後を絶ちません。 水面下ではまだまだ薬物の蔓延が予想されます。 薬物の中毒性は計り知れず、改善がされたと思っても、 またしばらくすると繰り返し使われてしまう状況を見ると、 ちょっとした心の弱さやナイーヴなメンタルの状況に クスリの脅威が漬け込まれているのだと思います。 クスリに限らず、人間のメンタルというのは、一見強そうに見える人ほど、 実は案外弱いのではないかと感じています。 社会的に注目される人間はもとより、 組織で地位が高くなる、身の丈に合わない責任を持たされるなど、 個としての一人の人間に、社会や組織の重圧がのし掛かると、 戸惑いや心の苦しみが積み重なり、それが犯罪や違法行為に繋がることだと感じます。 例えば、有名な大学の教授が日頃の素ぶりからはあり得ないような痴漢をする、 という事件もその現れだと思うのです。 その時に、その人に「どうしてこんなことをしたんだ」「あなたはダメな人だ」と レッテルを貼る社会は悲しいものです。 上記にもある通り、その人自身の問題でもありながら、 そこには社会や組織などの環境要因や背景・状況が存在するからなのです。 8050問題、7040問題の引きもこりなどもそうだと思うのです。 その人自身が、最初から引きこもりたいと願う訳ではなく、 状況に向き合いながら、それにもがいたり苦しんだりした末に心をくじかれてしまい、 否応無しにそのような状況に追いやられてしまう状況や背景が各々あるのだと思います。 人間という文字が人の「間」と表す通り、何か問題が生じた場合に、 その人に対して指を向けるのではなく、 その人と周りの人間を取り囲む「間」に着目をしてみては如何でしょうか。 その人の生活環境や仕事の関わり方、人との関わり方、自分との向き合い方、 そこから問題となっている要因を如何に未来志向で解決をしていけるかが 建設的な解決の糸口になると考えます。 薬物問題も、事件を起こした人を一方的に責めるのではなく、 事実に着目をしながら、その出来事が如何にして生み出されたかという要因を探り、 そして、その人が今後どのようにしたらその行為が軽減されていくかを未来志向で 向き合っていけると、人に対しての寛容の在り方が膨らんでいくのだと考えます。

月刊誌「致知」の「致知随想」のネット版が公開されました

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先月、大変反響を賜りました月刊誌「致知」の小生の記事がネットにて公開されましたので、 よろしければご笑覧くださいませ。 「人生は自分しか創り上げられない物語——古新舜監督が伝えたいこと」 皆さまにプラスとなれる活動を発信してまいりますので、 これからも温かい応援のほど、よろしくお願い申し上げます。