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映画「あまのがわ」間もなくクランクイン

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みなさん、こんにちは。 監督の古新です。 2014年より準備しております小生長編映画第二弾「あまのがわ」が 間もなくクランクインとなります。 主演の福地桃子さんは、本作で渋谷に住む女子高生・琴浦史織を演じます。 先日は、ロケ地となる鹿児島市の森市長を訪問させていただきました。 http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20171027/5050000740.html テクノロジーが発達する中で、人と人との出会いの強さ、絆の大切さ、 他者に対して主体的に行動を取る志のあり方を描いてまいります。 ぜひ、これからも応援のほど、よろしくお願い致します。 http://amanogawa-movie.com/

学校というコミュニティの在り方〜茨城県立並木中等教育学校「 ALセミナー2017」〜

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アクティブ・ラーニングをキーワードにいろいろな方々より、 お仕事のご依頼をいただき、全国を回らせていただいております。 思うことに、その学校の学生さんたちの雰囲気は、 学校のトップである校長先生によって決めると感じております。 従来型=CLOSEDな環境というのは、 学校がこういう目的であるという中に、関わる人も従属的になり、 意見を活発に持てる子供たちの気持ちが塞がれる環境だと思います。 それが、いじめや自殺、盲目的な受験勉強に繋がっていると思っております。 多様性が求められ、シンギュラリティの到来が目前とされている現代において、 教育というのは、従来のように押し付けるトップダウン型ではなく、 そこにいる人が如何にして、思想を生み出し、その点を線にして、 学校という面にして、はたまた社会という立体を構築していく存在に学校がなれるかが 大切ではないかと思っております。 校長先生の存在も、如何に押し付ける、思想を植え付けるではなく、 学生が主体となり、自発的、能動的に、その空間を作り上げていけるかを 見守る、補佐する存在であれるかが、大切なのではないかと感じております。 そんな尊敬できる校長先生が全国各地に沢山おりますが、 その中のお一人である茨城県立並木中等教育学校の中島校長先生からのご依頼で 「ALセミナー2017」の講師として、登壇させていただくこととなりました。 中等教育学校とは全国に数十ある公立での中学・高校の6年一貫教育を指します。 アクティブ・ラーニングをキーワードに仲良くさせていただいております 中島校長先生は、歴史をご専門にされながら、型にはまらない考え方や取り組みを 積極的にされております。 この写真からも感じられると思いますが、学生さんたちがとても生き生きとされているのです。 小生が行うワークも、答えを一つに決めないワークです。 その中で、論理力や創造性、チーム力と行った、知識、感情、精神の三位一体を 大切にしながら、社会において求められている編集力を 如何に引き出していけるかを念頭にワークをご提供させていただいております。 毎回毎回の講演会やワークショップは、いつも新作で臨みます。 頭というのは体を動かすことで、学びが深まるという考

下北沢成徳高等学校「シネマ・アクティブ・ラーニング」

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年度末、年度始め、様々なイベントや打ち合わせが目白押しで すっかりブログの間が空いてしまいましたが、 みなさん、如何お過ごしでしょうか。 本年は、映画「あまのがわ」の制作準備と共に、 「シネマ・アクティブ・ラーニング」も拡大して、 各地にて展開をさせていただいております。 年間を通じて、学校の授業の中に「映画」を取り入れていただいた学校に 下北沢成徳高等学校がございます。 春高バレーで有名な本校ですが、 「プラス・ワン・プロジェクト」と言って、通常の授業とは違った角度から 社会に向けての視点を養い、仕事のあり方を高校生ながら感じようという 取り組みになります。 小生以外にも、「起業」や「ビジネスマナー」、「調理」など10講座あり、 その中に「映画」の講座を取り入れていただきました。 昨年の成果発表の様子を扉のページに掲載致しました。 今年は7名の学生さんが選択制で受講していただき、 年間で全31回の講義を開催致します。 100分×31回もの量ですので、伝えたいことをしっかりとセクションに分けて 構成するようにいたしました。 小生は、 「知識とは感情と志の上に役立つ」 という考えを持っております。 カントの「知情意」の考えた方に由来します。 知識とは、机の上で勉強していてもそれは生きた知識とは言えません。 社会に出て、外に出て、他者とふれあい、価値観の違いを認め合いながら、 成長していく上で、知識は初めて役立つのだと思います。 得てして、今までの学校空間というのは、閉鎖的かつ、 社会の情報がなかなか届かない空間だったと思います。 それがダイバシティが浸透し、ICTの発達から、 急に社会との接点が求められている中で、 いかに学校が柔軟に社会との関係性を取り入れ、 子供たちの持っている才能を引き出しながら、 社会で活躍できる人材へと送り出してあげられるかが大切だと思っております。 その手法の一つとして、小生は映画制作を用いながら、 社会のことを学び、フィールドに出て他者と協働をしながら、 学校で学ぶ知識を如何にして人生に生かしていくかを触れてもらうコンセプトを 立てております。 第一回目は、「他己紹介と自己紹介」から仲間のことを探るワークを体感的に行いました。

「中小企業庁長官賞」「ICTビジネス研究会ビジネス賞」受賞!

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皆さん、こんにちは! この度、3/14東京国際フォーラムにて行われました 一般社団法人テレコムサービス協会主催、 内閣府・総務省・経産省後援のビジネスコンテストにて 「中小企業庁長官賞」と「ICTビジネス研究会ビジネス賞」を 受賞いたしました。  これもひとえに日頃よりご支援、応援をしてくださっている 皆様のお陰と感じております。 本受賞をきっかけに、引き続き精進を重ねて参り、 「教育」「地方創生」「クリエイティブ」が三位一体になる事業を 促進して参りたいと思っております。 引き続き、皆様のご支援、応援のほどを、何卒、よろしくお願い申し上げます。

ZOOMによるオンラインコミュニケーショントレーニング講座

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オンライン教育プロデューサーの 田原真人 さんからのお誘いで、 ZOOMというオンライン映像通話システムを用いた 「オンラインフェス2017 」に講師として、参加致しました。 インターネット上で不特定多数の参加者どうしが、 場所を越えてリアルタイムに交流しながら、 様々な視点の学びを楽しもうというイベントでした。 小生が各地で開催している映画×教育=「シネマ・アクティブ・ラーニング」の中から ZOOMで行える演技表現力ワークショップを提供いたしました。 ZOOMは、世界各国の人たちと一斉に繋がることができ、 ビジネスのMTGだけではなく、このように 教育の場として、大変注目を浴びております。 小生も初めてZOOMで講師をさせていただきましたが、 20代〜60代まで様々な世代の方々が、 いろいろなワークを体験していただき、 オンラインを通じた体験型ワークショップの可能性が大変感じられたイベントでした。 小生が感じたポイントを3点に絞ってお伝えいたします。 1)リアルな場所に出るための準備ができる コミュニケーションが苦手、人と対話するのが苦手という人は少なくないかと思います。 しかし、インターネットでなら、自分のいる場所から敷居を低く、 相手を会話をする機会になると感じております。 対人関係が苦手、誰かと接したいけどリアルな場には抵抗がある、 という人には気軽な感覚でコミュニケーションに 接せられる素晴らしい機会だと感じました。 2)講師自身の自分の顔が見える 教育において大切なことは、教師自身が如何に自分の伝えていることを振り返るかだと 思っております。 話の構成、伝え方、表情などをリアルタイムで振り返ることで、 受講生とのコミュニケーションが如何に深められているか、 自分自身の日頃見えない癖はなんなのかを即時的に感じて、 それを意識することで、場の作り方の向上に繋がるとおもいました。 3)グループ分けを短時間で行うことができる これはすごい便利! 例えば、4名ごとに分れてほしいと思った時に、 管理者やサポーターなど、操作の権限を持っている人間が 相性や属性などを鑑みながら、分けていき、

久喜市鷲宮小学校講演会と子供たちのアンケート

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う 昨年最後の講演会は、埼玉県久喜市の鷲宮小学校での講演会でした。 「夢と豊かな心を育む講演会」という県の事業の一環でご依頼を受けました。 自身が長らく住んでいた埼玉県、そして「 ノー・ヴォイス 」のロケ地ともなった ゆかりある県で、このようなご依頼をいただきましたことは、 何より嬉しいことでした。 講演のタイトルは、 「映画をつくる中で感じた、いのちの大切さと私たちのしあわせ」 と致しました。 かれこれ、講演会でお会いした方も、2万人を越えております。 その中で、小学一年生から六年生に向けてというのは、 初めての体験でしたので、下の子たちから上の子たちまで 小生の話が理解できるかなとドキドキしながら、講演をさせていただきました。 講演の数もかなり経験してきましたので、アクティブな空間を生み出すことを心がけ、 対話的、そして自発的に考えられるような構成を心がけましたが、 小学生は素が大変活発なので、こちらの意図とすることをしっかりと受け入れ、 反応を返してくれたことが、とても嬉しく感じました。 中学、高校になっていくと大学受験を徐々に意識していくため、 正しい答えを求め、周りの反応を意識し過ぎてしまいますが、 小学生の頃から、このように「自分らしくていいんだよ」という自信を身につけてもらうことが、 この子たちが今後、成長する上で、相手を認め、自分を誇りに思う、 そういう自己肯定感に結ぶついてくると感じております。 1時間いただいた講演時間でしたが、話は40分にとどめ、 20分は質疑応答でしたが、1年生から6年生まで、大変活発な挙手があり、 子供たちの能力は素晴らしいなと思いました。 子供たちに何かを教え込むのではなく、この子たちの能力を膨らませていけるよう、 教育現場というのは、良い部分を評価し、直していく部分や寄り添うように 語りかけることが大切ではないかと思っております。 そして、数日前にこの講演会の子供たちの感想が届きました。 ページびっしりに書かれた手書きの気持ちを拝見し、 改めて、子供たちから教わる大切なことがたくさんあるなと思ったのです。 その気持ちの一部をご紹介いたしますね。 ○ぼくはこにいさんのどうぶつのはなしをきいたらどう

聖徳学園「シネマ・アクティブ・ラーニング」聖徳映画祭

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謹んで新年のご挨拶申し上げます。 本年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。 年末年始は、ものすごい勢いで過ぎ去り、新年のご挨拶回りが続き、 本日少し落ち着いてデスクワークをしております。 昨年の12月13日は、聖徳学園にて10週にわたって開催させていただきました 「シネマ・アクティブ・ラーニング」の成果発表として、映画祭が行われました。 学内のかえでホールにて、親御さんと各クラスの担任の先生を集めての映画祭 中学1年生の3クラスが5チームずつ、計15チームが15作品を 上映会だけではなく、プレゼンテーションと共に発表をするという形態を 担当の横濱先生と共に考えました。 当日、2作品がデータが消えてしまったり、トラブルで発表ができない状況でしたが、 それでも、どんな作品を作ろうとしたか、どんなことを頑張ったのかを みなさんの前で発表をしてもらうことになりました。 このことは、とても大切な経験だと思っております。 いろいろなトラブルがあって、成果物がお披露目できなくても、 それをちゃんと相手に伝える姿勢と踏み出す勇気は、 社会において、大変必要な素養だと思っております。 そして、一人ではなく、チーム全員でプレゼンをするということは、 誰かのせいではなく、みんなでそれを乗り越えようという気持ちにつながると思っており、 この「失敗をしても良い」という感覚をこの講座では、とても大切にしております。 各クラス、10週拝見して参りましたが、 とても特徴的で、それぞれのクラスの特徴がよく出ている作品だなと思いました。 今回は、授業内の制作時間の約120分を基本に、あとは、自主的に放課後や休日を 活用して作品作りを行ってもらいました。 「チャレンジ」をテーマに3分程度の作品を制作してもらいましたが、 イラストを描いたり、実写との合成にチャレンジしたり、 様々な作品ができていたことがとても嬉しく感じました。 今回は完成直前の細かいアドバイスはできなかったのですが、 みなさん試行錯誤されながら、自分たちで探してきたアプリを駆使して 作業されていて、素晴らしいなと思いました。 その中でも、とても嬉しかったことは、 とあるクラスのチームは、メンバー同士の意思疎通があまりよくできて