組織の成功循環モデルとレバレッジ・ポイント〜ワークショップサミット開催報告・質疑応答編・前編〜

質問1:「ワークショップのこれは良かったという具体例は?」


てっちゃん:いろいろなワークショップを開催してきました。
すべて断ることなくやってきました。
「防災」「男女参画」「子どもの貧困」「障碍」「乳幼児向けに手遊び」「レゴブロックを使った街形成」などなど

ワークショップ単体だけでなく、講義も組み合わせたもののあります。

田丸さん:その中で会心のものは?

てっちゃん:ありすぎるんですよね(笑)

参加者:てっちゃんにやってもらった2回のうち、2回目の方がすごかったです。
同じ会社内なのに、部署が違ったりしている人と一緒にやったワークで。
両部署で気にかけながら、連携を取る意識、同じ感情になることができた。

てっちゃん:マサチューセッツ工科大学のダニエル・キムという方が
「組織の成功循環モデル」というのを話していて、
良い関係性が良い思考を生んで、良い行動が良い結果を生み出す。
という正のサイクルなのですが、
大抵のの企業は、
結果を追い求めすぎて、関係性がギクシャクなり、思考もネガティブになり、行動も悪い方向に行く。






おいら:自分自身は大学で物理と心理学を両方勉強していました。
日本の文系・理系を分ける発想が嫌だったので、
文系科目は大の得意、物理は大の苦手という学生でした。

学生時代、カウンセラーを目指していたのですが、
学生時代に人の心を癒したいと思っていても
社会に出ていないので、井の中の蛙で、社会に出ると学生時代の考えでは
歯が立たないことを実感しました。

その中で映画の現場に入り、感じたことは俳優さんの持つポテンシャルなんです。

半沢直樹が「倍返しだ!」とか、水戸黄門が印籠を出したりすると、
人の心は大きく揺さぶられる。

ワークショップの効果もそのようなことにつながりがあり、
テッチャンに巻いてと催促される「ヤベッ!」の構図

心理学的にまさにラポールの構築なんですよね。



「ペーシング」相手の行動をまねる。
口調だとか会話の速さを真似ることで、相手が自分に関心を持ってくれる。

私は、特技に居酒屋の隣の人と必ず仲良くなれるっていうのがあるんですが、
それも実はこれから来てるんですよね。

そこからある程度の信頼関係が生まれると、
今度は自分が相手の行動を牽引する「リーディング」というのが
あります。



これはテッチャンもよく言っている「レバレッジポイント」ですが、
もしワークショップに効果的なものを求めたいのであれば、
さらにテッチャンに催促されるも、ちょっと無視して話をしてみるの構図
リフレーミングという考えがあるので、視点を一つに定めないで、
答えを一つにしない姿勢というのが大切なんだと思っております。

ワークショップをする際に大切なことは、相手を支えて、
相手の良さを引き出してあげることなんだと思います。

例えるなら、カウンセラーのような立ち位置が近いのかもしれませんね。

大切なことは、意見やアイデアが活発に生まれる場を作ることで
いろいろな視点を養うことができると考えているのです。










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