「学生」と「生徒」の違いとは?

だいぶ前に社会人向けの専門学校様のお仕事をした際に、 社長さんに言われた言葉に 「監督、実はうちの学校では生徒という表現は使っておらず、全て学生なんです」 と言われたことがありました。 一度も考えなかったことだったのですが、 「生徒」は受け身で従順な立場 「学生」は自ら主体的に学んでいく立場 のような意味合いに分かれるそうです。 へー、全く気づきもしなかったと、当時感じたものです。 確かに、高校生までは「生徒」と使っていても、 大学生からは「学生」という表現だなと。 英語だと、「Student」ですよね。動詞の「Study」とつながっており、 主体的という意味合いがあり 例えば「Stone」「Street」という意味の語源に近いものがあります。 「Stone」は粒が連結して硬い性質。 「Street」はドンドン続いていく視線。 どちらも「学生」の「Student」の意味合いそのものだと思うんです。 当社のCFOが偶々言っていたのですが、 『大学での学び、アルバイト、サークル、仕事を始めてからの経験、等々の、 何らかの「実際の経験」の中から、 こうありたいという道を見出すことがその後の道に繋がっている気がします』 自分から進んでこれを学びたい、こういうことが大切なんだ、 と感じて、思うことがその人生の道を作り、それを突き進んでいく。 「学び」や「学問」とはそういうものだと小生は思っております。 日本の場合は、学びは受動的という意味合いがとても強かったことが伺えます。 逆に海外の場合は、学びはとても強固なものであり、 自分から突き進んでいくというものなんだということなんだと思います。 20世紀までは、高校生も生徒でしたが、 もしかしたら、アクティブ・ラーニングの主体性が求められている中で、 どんどんと表現も「学生」に統一されていくのだろうなと ふと、思いました。