相馬野馬追・二年の軌跡vol.2〜高円寺編〜

野馬追の上映会場を都内に移し、第2回は高円寺素人の乱にて、
第3回は中野のナカノバで行いました。

素人の乱では、震災後、漫画や玩具を被災地に支援された
漫画家の山本夜羽音先生をお迎えして、
震災後の活動、現地の最近の様子、そして野馬追と縁の深い平将門について
語って頂きました。

北中商店街の素人の乱12号店で開催!
twitterを活用して、物資の支援をされていた山本先生。
震災直後にすぐに行動を取られたきっかけは、阪神淡路大震災の際に、
仕事の多忙さから支援に伺えなかったことだそうです。
震災直後のことを語っている山本先生
石巻、女川、南相馬と被災地を回っていき、
南相馬の支援の環境が整っていなかったことを知ったとのこと。
そんな中、野馬追の関連から、
武者絵のオークションで義捐金を送られる活動をされました。

「風と雲と虹と」の大河ドラマの影響から、

昔から平将門のことがとても大好きだそうでして、
相馬野馬追の歴史を語って頂きました。

相馬重胤の代に、下総の相馬が福島に移り、
阿武隈山脈と日本海に挟まれた地域は、
伊達藩にとって関東に向かう格好の経路で、
周囲に強豪の藩に囲まれた相馬家が現代にも代々血筋が受け継がれているのは、
相馬野馬追を通じた軍事訓練をしていたからと言い伝えられています。

加門七海さんの「平将門魔方陣」から
平将門所以の神社を線で結ぶと北斗七星が描かれるそうです。
参照:http://www.ippongi.com/
山本先生は、東京にも培われる平将門の逸話から、
実際に神社を巡り歩き、
福島の支援に繋がるキャラクターを考案していきたいと語っておられました。
野馬追の話に留まらず、福島の放射能の話題、食のこと、
同じ福島でも場所によって状況が異なることなど、白熱した話題は
懇親会上のコクテイルさんまで続きました。
参加者と熱く語る山本先生
第2回目は、高円寺らしい歴史的、サブカル的な内容が込められた会となりました。
福島出身の方、福島と東京を往来しながら仕事されている方が
上映会を通じて、現地の今とこれからに付いて語った熱い一日でした。
DVDも無事、配布ができました。



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