大人から始めるマインドセットの必要性

昨日は、小生からの声がけで、仲間の教育者を集めた緊急会議をさせていただきました。


このことを思ったのは、5月の中旬。
令和になり、華やかな気持ちと共に、
私たちがこの時代に直面としている課題や
浮き彫りにされていない問題がドンドン表出してくるのではないか。
ふとそう感じて、仲間とこのことを共有したいと思ったのでした。
ひきこもりが40代以上も含めて120万人近くいて、
自死者の数が3万人近くと言われますが、
統計で計算されない数を含めるともっと多いはずなのです。
その中で、小生が出会う人たちは、基本的に
アクティブでポジティブ、向上心のある方が多いのですが、
表に出てこられない方々が、社会と孤立して、誰とも接せられず、存在がかき消されてしまっている人が数えきれない数があるのではないか。
その中で、今自分たちが行動しなければ、この人たちを見過ごすだけでなく、その下の世代にも影響を与えるのではないか。
そう思ったので、これはなんとか仲間と早く集まって、
この事態を共有し、自分達にできるアクションを横連携して広げていかねばならない。
そんな緊迫した思いがあって、小生が懇意にさせてもらっている教育者を二週間前から声がけさせていただき、緊急会議を昨日行なったのでした。
そこから出てくる話題は、不登校・学校のあり方・大学受験ビジネスの過度な情報操作、大人の自己否定感、生活保護の悪用などなど、
様々な問題が多数挙がってきたのでした。
奇しくも、この二週間前に直感した肌感覚の二週間後に、
川崎の無残な殺人事件と、
元農林水産省事務次官の息子殺害という大変居た堪れない事件が起こってしまうというタイミングと重なりました。
自分が直感していたことがやはり当たっていたと思ったのです。
それは、特に40代〜50代の社会からの孤立と自己有用感の欠如による過剰な他者攻撃、それが悲惨な事件に繋がったことに言葉を失う気持ちなのです。
今目を向けることは、もちろん、社会で活躍する人がいていいのですが、反面、社会と分断され孤立している人たちにも目を向け、その人たちがいかに社会と繋がるきっかけを提供できるかだと思っています。
自分にできることは、体験や感動を通じて、大人が元来持っている童心の時の好奇心や偏見のない受容感を取り戻すことだと思っています。
子供の時は、名前や年齢を越えて、手を取り遊べていたのですから、
大人こそ、自分の持っている殻を取り剥がして、自分の中にある他者への貢献感や信頼感を取り戻していくことが必要だと思っています。
そのアクションを小生が尊敬する仲間たちと一歩一歩行動を動かしていくつもりです。
「子供だけに目を向けるのではなく、
まずは、大人のマインドセットを広げていきたい」

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