2016年6月29日水曜日

「学生」と「生徒」の違いとは?

だいぶ前に社会人向けの専門学校様のお仕事をした際に、
社長さんに言われた言葉に

「監督、実はうちの学校では生徒という表現は使っておらず、全て学生なんです」

と言われたことがありました。

一度も考えなかったことだったのですが、

「生徒」は受け身で従順な立場
「学生」は自ら主体的に学んでいく立場

のような意味合いに分かれるそうです。

へー、全く気づきもしなかったと、当時感じたものです。

確かに、高校生までは「生徒」と使っていても、
大学生からは「学生」という表現だなと。

英語だと、「Student」ですよね。動詞の「Study」とつながっており、

主体的という意味合いがあり
例えば「Stone」「Street」という意味の語源に近いものがあります。



「Stone」は粒が連結して硬い性質。
「Street」はドンドン続いていく視線。



どちらも「学生」の「Student」の意味合いそのものだと思うんです。

当社のCFOが偶々言っていたのですが、

『大学での学び、アルバイト、サークル、仕事を始めてからの経験、等々の、
何らかの「実際の経験」の中から、
こうありたいという道を見出すことがその後の道に繋がっている気がします』

自分から進んでこれを学びたい、こういうことが大切なんだ、
と感じて、思うことがその人生の道を作り、それを突き進んでいく。

「学び」や「学問」とはそういうものだと小生は思っております。

日本の場合は、学びは受動的という意味合いがとても強かったことが伺えます。
逆に海外の場合は、学びはとても強固なものであり、
自分から突き進んでいくというものなんだということなんだと思います。

20世紀までは、高校生も生徒でしたが、
もしかしたら、アクティブ・ラーニングの主体性が求められている中で、
どんどんと表現も「学生」に統一されていくのだろうなと
ふと、思いました。

2016年6月25日土曜日

カークパトリックの研修効果〜ワークショップサミット開催報告・質疑応答編・後編〜

質問2:「ワークショップで食えるの?」


テッチャン:ワークショップだけで食っている人は全国にはそんなにいないと思ってて。
でも、お陰様で(自分は)食っていけるようになって。
ただ、ワークショップは、何かと何かを組み合わせていると思ってます。

商社で食うには、英語ができて始めて仕事になる。

田丸さんなら、小説とワークショップ。
松本さんなら、法律とワークショップ。
(古新なら)、映画とワークショップ。

体験してもらいながら、学んでもらって。
初めて食えるのかなと。

おいら:僕らにとってはきっかけに近いんです。
好きな映画は見たいけど、関心ない映画は見ない。
でも、好きな人の映画なら観てみたい。

田丸さん:結局、僕のワークショップは本の売れる率が桁外れです。
手に持ってもらえる機会が増えるというのは嬉しいです。
作り手としてワークショップはとても有効です。
作り手でワークショップをやっている人はほとんどいないです。

おいら:松本さんも行政書士だから、遺産相続とか実務に基づいた相談がありますよね。

松本さん:お互いのことを知る機会になるのがワークショップの特長ですよね。

田丸さん:受講料ですよね。
開催にあたり、スペースはどうするの? とか。
料金の兼ね合いとか。
後、どれだけコネとか伝があるか?
コンテンツがあるかどうか?

アウトプット=成果物を持って持って帰ってもらえるかどうか。
それが参加料を取れるかどうかだと思うんです。


質問3:「ワークショップ実施後の効果の測り方とか?」


カークパトリックの研修の効果という4段階というのがあって。



1が反応、2が学習、3が行動、4が結果。

1っていうのは、アンケート。
2が学習。参加者の方が覚えているかどうか。
3が行動。やる前に変わったかどうか。

1とか2ってテストとかで結果を可視化できるのですが、
3や4はフィールドワークとかをしながらでないと見えづらい。

松本さん:そういう意味では、何回か開催して効果を測るというのはいいかもしれませんえ。

田丸さん:松本さんは日頃どうやって効果を測ってますか:

松本さん:私は親子自転車っていうワークショップをやっていて、
それに参加するたびにシールが増えていって、知識も増えて、事故も減っていますと
言われると嬉しくて。

田丸さん:僕なんかは小説のワークショップをやって、追跡したりとか。
文学賞に応募してくれたと言ってくれたり。

おいら:思うことは、こちらの思ったこととは違う効果があるんだと思います。
先生のワークショップを受けたから、こういう風に思い切って行動してみることにして
みましたとか。
受講者の方なりに、私はこういう風に取り入れましたという風に置換してもらえることが嬉しいです。

テッチャン:人それぞれ気づきが違うわけですよね。

おいら:ワークショップを開催する方が、自信を持つこと。
ファシリテーターは経験が増えていくと、知った顔ぶりになると思うのですが、
自分も何かを吸収したいという姿勢、一緒に何かを作りましょうという
場づくりが大切なんだと思っています。

企業の打ち合わせなんかもそう思ってます。

田丸さん:今、おっしゃったことは大切ですよね。
「自分のこと」というキーワードを思っているのですが、
毎回毎回ワークショップをやっていて、僕にとっては僕得なんですよ。

いろいろなアイデアを頂くことができる。

考え悩んでいる人がいたら、即興をするんですよね。

あ、なるほど。こういうアイデアなんですね、と。

その瞬間にアイデアを広げるトレーニングをしている訳なんですよ。

だから、古新さんが仰った通り、講師は傲慢ではいけない、なりようがないんですよね。

For Meがみなさんのためにも糧になっている。

自分のためでもあり、だからと言って驕らずに、みなさんと一緒に成長していくという
考え方を持っています。

    質問4:「具体的にどうやって依頼を受けるの?」


松本さん:自分の場合は、どういうことを解決できる人なんだよと伝えて、
その関係で茨城に呼ばれたり、学校で呼ばれたり。
SNSで発信することがいいです。

田丸さん:HPにお問い合わせフォームを作っておくことが大事だと思っております。

     質問5:「開催するにあたって大切なことは?」

テッチャン:最初僕がやったワークショップは幼稚園からの友人二人でした(笑)
普段しないような真面目な話をしたら盛り上がって、そこから輪が広がって。
まずやってみて、フィードバックをしてみて。

さっき田丸さんが仰った通り、僕自身にも答えが明確にはなくて、
僕も学びがある場を作りたいと思っています。

おいら:目先のことだったら、ロボットとかyoutubeでいい訳で、
なぜリアルな場所に来ているかというと、
その場所でしかできないことを対面しながら、
いろんな価値観の人とぶつかり合うことは人間でしかできなくて。

今、日本の統計上の自死者の数は3万人と言われています。
新型うつも流行っています。
社会問題がいろいろとあり、課題を解決していく上で何が大切かという中に
ワークショップを開催する気持ちがあります。

経済効果を求めていくには、文化や精神が大切だと思っています。
見えないもの、愛や感謝を伝えていきたい。

人を大切にしなさいと言われてもできるものではないけど
少しずつトレーニングをしてもらいたい。


私も講師として何百回繰り返したから、人と向き合えるようになって。

アクティブラーニングもそうで、先生というのは完璧ではないし、
逆に偉いという立場でもない。
先生という立場の人ほど、修業をして、トレーニングをしなければならないと思ってます。

ワークショップを開催することは自分を成長させる大きなチャンスだと思っています。

田丸さんいいですね!!

という白熱した対談で時間が終了となりました。

みなさんから多数の貴重なアンケートを頂きました。
ぜひ、第2回目を開催したいと思っております。



ご参加誠にありがとうございました!

2016年6月23日木曜日

組織の成功循環モデルとレバレッジ・ポイント〜ワークショップサミット開催報告・質疑応答編・前編〜

質問1:「ワークショップのこれは良かったという具体例は?」


てっちゃん:いろいろなワークショップを開催してきました。
すべて断ることなくやってきました。
「防災」「男女参画」「子どもの貧困」「障碍」「乳幼児向けに手遊び」「レゴブロックを使った街形成」などなど

ワークショップ単体だけでなく、講義も組み合わせたもののあります。

田丸さん:その中で会心のものは?

てっちゃん:ありすぎるんですよね(笑)

参加者:てっちゃんにやってもらった2回のうち、2回目の方がすごかったです。
同じ会社内なのに、部署が違ったりしている人と一緒にやったワークで。
両部署で気にかけながら、連携を取る意識、同じ感情になることができた。

てっちゃん:マサチューセッツ工科大学のダニエル・キムという方が
「組織の成功循環モデル」というのを話していて、
良い関係性が良い思考を生んで、良い行動が良い結果を生み出す。
という正のサイクルなのですが、
大抵のの企業は、
結果を追い求めすぎて、関係性がギクシャクなり、思考もネガティブになり、行動も悪い方向に行く。






おいら:自分自身は大学で物理と心理学を両方勉強していました。
日本の文系・理系を分ける発想が嫌だったので、
文系科目は大の得意、物理は大の苦手という学生でした。

学生時代、カウンセラーを目指していたのですが、
学生時代に人の心を癒したいと思っていても
社会に出ていないので、井の中の蛙で、社会に出ると学生時代の考えでは
歯が立たないことを実感しました。

その中で映画の現場に入り、感じたことは俳優さんの持つポテンシャルなんです。

半沢直樹が「倍返しだ!」とか、水戸黄門が印籠を出したりすると、
人の心は大きく揺さぶられる。

ワークショップの効果もそのようなことにつながりがあり、
テッチャンに巻いてと催促される「ヤベッ!」の構図

心理学的にまさにラポールの構築なんですよね。



「ページング」相手の行動をまねる。
口調だとか会話の速さを真似ることで、相手が自分に関心を持ってくれる。

私は、特技に居酒屋の隣の人と必ず仲良くなれるっていうのがあるんですが、
それも実はこれから来てるんですよね。

そこからある程度の信頼関係が生まれると、
今度は自分が相手の行動を牽引する「リーディング」というのが
あります。



これはテッチャンもよく言っている「レバレッジポイント」ですが、
もしワークショップに効果的なものを求めたいのであれば、
さらにテッチャンに催促されるも、ちょっと無視して話をしてみるの構図
リフレーミングという考えがあるので、視点を一つに定めないで、
答えを一つにしない姿勢というのが大切なんだと思っております。

ワークショップをする際に大切なことは、相手を支えて、
相手の良さを引き出してあげることなんだと思います。

例えるなら、カウンセラーのような立ち位置が近いのかもしれませんね。

大切なことは、意見やアイデアが活発に生まれる場を作ることで
いろいろな視点を養うことができると考えているのです。










2016年6月19日日曜日

アクティブ・ラーニングとワークショップの関係性とは? 〜ワークショップサミット開催報告・後半〜

田丸さん:アクティブ・ラーニングを知らない方、いらっしゃいますか?

会場の3割近くが挙手。

田丸さん:最近文科省がガーッと進めていますよね。

おいら:文科省の表現で言うと、能動的学修なんですが、いろんな表現があると思っていて、今までの授業の仕方だと寝ている学生がいても知らん顔だったり、先生と教師の教え方が一方方向だったりするのですが、海外では双方向型授業というのがよく取り入れられていて、これからグローバル・ダイバシティが重要視されていく中で、お互いが学びを教えあいっこしていき、学び合っていこうというのがアクティブ・ラーニングなのですが。



おいら:私は2009年くらいからアクティブ・ラーニング型授業を行っていて、駿台予備校の物理の講義で実践的にアクティブ・ラーニングを行っていたのですが、自分自身、(既存の)大学受験にとても苦手意識があって、大学受験をきっかけに死のう思った経験があります。第一志望に落ちたことで自殺を考えようと思ったことがあり、一つの仕組み、しかも教育という人を成長させようとしている仕組みにおいて、自分自身が悩み、苦しみ、孤独だなと感じ、第一志望に落ちたことで、親に申し訳ない、教育費をあんなに払ってもらっているのに、そして先生にも申し訳ない、期待をかけてくれていたのに、という気持ちがあった。

そんな19歳の自分を救ってくれたのはインターネットの仲間たちだったんです。2000年だったんですけど。
「コニー、俺は中卒で学なんかないんだよー」とか。
「私は接客業やってて、人生ってのは仕事が大切なのよ」とか。

元来、テレビっこでドラマの俳優になりたかったという夢があったんですよね。
でも親には俳優になりたいなんて言えなかったですし、
こんだけお金払って東大に入らないなんてろくでなしと言われるのに怯え、
バブル世代の親だったので、学歴に執着があり、
そんな中萎縮してしまい、虐められてしまい、行き場をなくしてしまった。

生きているって辛いよな。食事は与えられるのに、お小遣いももらうのに、
なんでこんなに辛いんだろうと思ったのが19歳。

でも、インターネットや映画の現場なんかだと
勉強なんかしたことがあまりしなかったよ、というような人も少なくなく、
そういう人たちに敵わない能力があることに、初めて触れることで、
生き方の選択肢があるということを知ることがとても大切で。

こういう風な生き方もあるんだよ、というのを子供たちに教えたくて。

予備校時代の一回目の講義で恒例でやっていたことがあるんですけど。
「君たち大学に行かなくてもいいよ」
ということを壇上から話していました。

会場の参加者・登壇者:へーーー




おいら:そうすると教室全体がザワザワしだすんですよ

田丸さん:それは良い言葉ですね〜

おいら:あ、本当ですか!(照)

田丸さん:いや〜、それで救われる人が多いと思うんですよね。


おいら:あ、救われるというか、皆さんキョトンとして、怒りだしますよ(笑)
ザワザワザワとなって、親に行けって言われているのになんだよ〜とか、
志望校受からせろ、とか一年間付き合うのに変な先生に当たっちゃったよなとか。

田丸さん:そうなるんですねー

おいら:なるんですよ。
で、その後に、「隣同士で今思ったことを語ってもらえませんか」と振るんです。

おかしいよ〜、とか帰ろうぜ〜、とか話になるんですけれども、

「じゃあ皆さん、大学に行く意味って誰か言える人いますか?」

って当てさせるんですよ。

そうすると、

「いや、学校の先生に言われたから」とか
「日本の教育の仕組みでは当たり前だから」とか。

ほとんどの生徒が、どの校舎も同じような答えが出るんですよね。

で、
でもね、僕自身はこうでした、自殺しようと思いました、って言うと
学生はえー! って、ぎょっとするんですよね。

インターネットで出会ったの仲間が人生を救ってくれただよね、とか
映画の業界ってこうなんだよね、とか。

そんな社会があるなんて知らなかったって、そこから少しずつ目が輝きだして。
社会の当たり前って実は違っているでしょって伝えるんですよね。
そこから物理を教えるんですよね。

田丸さん:それがアクティブラーニング的な学習への導入ってことですよね。

おいら:自分自身がそういうことをやりたいなと思っていたら
波長がある人とつながっていたんですよね。

ところで、田丸さんは東大ですから、ずっと勉強していたんでじゃないですか。


田丸さん:いや、僕はアクティブラーニングを勝手に自分でやっていたんですよね。
さっきのワークショップ論と被るかと思うのですが、
僕は高校の時に偉そうに言っていたのが、
「人生に塾はない」って言ってたんですよ。

塾を否定はしないんですけど、周りに多かったのは
塾に行っていれば良いっていう発想の子がいて、
友達と夜ご飯一緒に食べて話し帰宅するみたいな。

それって何もやってないよね? って思うんです。

であれば、日中学校の休み時間でワイワイ騒いでしこたま遊んで帰ればいいし。
僕、部活もやっていたので、帰ると7時か8時なんで。
夕飯食べて風呂入って、30分仮眠して、その後勉強して。

毎日高一からずっとやっていて。
松山東高っていう県では一番良い学校だったんですが、
中学校までは一番だったんですが、高校入ってから440人中100番くらいになって
勉強するようになって。
それでも150番に落ちて。

人生終わったって思ったんですよね。

そこからでも、やるしかないよね、って思ったんですよ。
で、抑うつのような状態でも勉強をやったんですよね。

誰かに習うというのはなんか違うなと。
で、アクティブラーニング的に自分で考えて、
どうしてダメなんだろう、どうやれば良いのだろうと
自分で考えて。

周りは口ばかりなんですよね。

偉そうに語るのは誰でもできる。
自分の欠点もだいたい頭がよければわかるけど、そこで止まってしまう。
自分の場合は、
受験においてはテストで(*)PDCAサイクルを自分でやっていたんですけど、
それで1年後に一番になったんですけど、
大切なのは、これと同じことで。

(*)PDCAサイクルとは..生産管理や品質管理など、管理業務を円滑に進めるための手法として、W・エドワーズ・デミング博士らが提唱した考え方。Plan:計画を立てる、Do:実行する、Check:評価する、Action:改善するの略。

僕は大学に入ることが目的ではないですし、
塾だけの人は勉強だけで終わってしまうのですが、
自分はやり方を模索して、小説家として大成するにはどうしたら良いかを考えて
弱点を見つけて、リストアップして、
友達に小説を見せてフィードバックをもらって、
それを続けているうちに自然とプロになっていて。

そこで、なぜ僕がワークショップをやっているかということなんですけど。
よく言われるんですよね。

「田丸さん、ライバルを増やして、どうするんですか?」
って小さいことを言われるんですよね(笑)

でもそれは、書き手をドンドン増やさないとヤバイ。
星新一以降ショートショートの書き手が出ていない。

書き手だけでなく、読み手も少ない。

僕一人が売れても意味がないと思った。

裾野をちゃんと作ったほうがいいと思った。

そこで書くワークショップを通じて、書く喜びを知ってもらいたい。
一定数の人はそこで楽しんで終わる人もいれば、
一定の数の人は、あれ? 書くって面白い、と日常が変わる人が出てくる。

本に興味を持ってくる。
その中から、書き手が増えてくる。

それを30人規模でだいたい1回やるんですけど。
ワークシートをダウンロードできるようにしているんですよね。
みみっちいことを言わないで(笑)

さっき自分のキーワードに自分のためにって書いたんですけど、
ワークショップをすることで市場が活性化して、
自分のオファーが増えてくる

作家なんですが、ワークショップを月に10回はやってます。
勉強から小説家になりワークショップになるまでです。

テッチャン:アクティブラーニングの話なのに、お二方の人生観でしたね(笑)


テッチャン:ペアワークだったりとか、ジグゾー法とかで意見を広げる手法なのかなーと思っていたのですけど。

おいら:大笑い

田丸さん:(おいらに)触発されちゃいました

おいら:いやー、結局はそこなのかなーと。(アクティブラーニングの)テクニックとかを先生方にお伝えするのですが、結局、手法があるわけではなく、オンリーワンなんですよ。

田丸さん:そうなんですよ!

松本さん:そうそう、自分が体験したことを伝えないとその人なりのワークショップやアクティブラーニングはできないと思う。私も受験をしたけれども、どこの大学にいかなければいけないじゃなくて、でも大学生にはなりたくて。ただ、受験の時に、いろいろな大学を見られるのが楽しくて。

おいらにさらに触発された松本さん。


小さい頃、夢はなんですかって聞かれるのがすごくいやで。なくて。
でも必ず聞かれるから、先生がなんか言うので仕方なく答えてて。

高校になって野球部のマネージャーをやるようになって試合のアポを取ったり、
マックでバイトしたら「ありがとうございました」と言うのが楽しくて。

目の前にあることって面白いなの蓄積があって。

就職活動も沢山した中で、ORIXに入って
いろんなお客さんと向き合っていく中で、
保険で解決しましょう、リースで解決しましょう、
というのが楽しくで、自分でやる時に、解決する仕事って何かなと思った時に
行政書士だと思った。

その体験やストーリー、お客さんとのコミュニケーションの仕方、提案の仕方を
伝えるためにワークショップをやっている。

テッチャン;皆さん、体験があって、その体験をもとにワークショップをやっている。
自分で考えたことが根幹にあるんですね。

松本さん;テッチャンはワークショップの何を体系立てて学んだの?

テッチャン:青山学院でワークショップデザインの勉強をした。
元々は人材育成のコンサルタント会社にいて、企業向けに研修や講師をしていた。
その時は、理論とかなんでワークショップが必要なのかを学んで、
使い方を学んた。

ワークショップをなぜやるのか?

おいら:青学のワークショップ講座は人気なんですか?

テッチャン:社会背景が変わってきて、人口も激減し、地方と都会の違いの中で、
他者理解、合意形成が必要なので、ワークショップやアクティブラーニングを通じて
体感していくことが必要と言われている。
こういう教育は学校だけではなく、企業や社会でも必要だと思っている。

さて、ここで各グループで心の中で出てきた言葉をシェアしましょう!

(次回は、質疑応答編をお届けします!)












2016年6月18日土曜日

ワークショップは魔法の杖ではない? 〜ワークショップサミット開催報告・前半〜

今週は関西出張帰りからいろいろなお打ち合わせが続き、
あっという間に日曜日になりました。
時間が過ぎるのが本当に早く感じます。

先週、内輪で自主的に開催しましたワークショップサミットの
ご報告をいたします。
山梨を拠点に全国で企業コンサル、教育現場で登壇されている小笠原祐二さん
ピースの又吉さんが主演を務めました海酒のショートショート作家の田丸雅智さん
高等学校から地域で企業や法律に関するワークショップを開催している松本沙織さん
そしてシネマ・アクティブ・ラーニングの古新舜
4名で開催させていただきました。

わざわざ愛媛から本イベントのために飛んでこられた方もいらっしゃりビックリ!
初っ端から責任感重要なイベントだなということを再確認させられました。

当日は3×3のマス目にお題を書いていき、投票で選ぶという曼荼羅トーク方式を採用。
上位2つが「(ワークショップは)魔法の杖ではない」と「アクティブラーニング」
そのテーマでディスカッションを始めました。

1)魔法の杖ではない
小笠原さん(=テッチャン)が提案してくれた内容だったので、
まずはテッチャンが語ってくれましたが、
ワークショップを開催すると楽しくてなおかつ何でも問題解決できてしまうという
先入観でお仕事のご依頼を受けることがあるため、
魔法の杖ではないと思っているということだそうです。

インフルエンザに罹ったら薬ですぐ治るというものではないということと
似ていると話されておりました。
昔はワークショップとわざわざ言わなくても「話し合い」という風に表現していたと。

次に松本さんに発言を振らせていただき、
松本さんは今までワークショップという言葉が苦手という意識があったとのこと。
ワークショップに参加して、話題を振られても、現実とは離れていて
リアルな場の解決に結びつくか疑問を持っているという意見。

よりリアルな解決をするために何を行動したらいいかを考えたく、
ワークショップに興味があまり沸かなかったとのこと。

田丸さんは、その場限りで終わってしまうのが嫌だという発想。
田丸さんは、紙2枚に穴埋め形式でワークをしてもらい、ショートショートを完成させようというワークショップを開催している。
右脳・左脳の両方をトレーニングできて、小説家にならなくても
日常生活に活かせるよということを伝えているとのことです。
こちらのページでワークショップシートも公開されております!

以下、各パネリストの対話が続きます。(古新はしばらく聞き役に徹しております)

松本さん:「置換」がキーワードで、ワークショップでやったことを
自身の仕事や活動に置き換えができるのであれば、言葉に対しての苦手が減っていく。

田丸さん:私たちは自分のフィールドのワークショップをやっているけど、
小笠原さんは誰かのサポートをしているのでは?

てっちゃん:そうそう、新島の島コンのお手伝いをさせて頂き、
最初は会議のやり方を教えてくれと言われて、
アイデアを出すためのワークショップをして、
データ分析を行ってノウハウを提供した。
これはワークショップがいい、これはワークショップでない方がいいと判断して、
課題へのアプローチをデザインし直すことを大切にしていること。

田丸さん:ここで聞きたいのは、てっちゃんにとってワークショップとはなんぞや?


テッチャン:知識の一方通行の学びではなく、参加者同士が体験して学びを習得し合う
中野民生さんが定義されたのが初めてとのこと。
良いワークショップはその場の全ての人が学習者であること。
主催者もファシリテーターも学びをする立ち位置であることと言われる。

田丸さん:まさに答えがないことが良い。
これで良いですか? 合ってますか? と学校で言われるとちょっと困る。

テッチャン:ビジネスマナーであれば、一方通行の方が良い。
これまでにないビジネスマナーを作ろうであればワークショップが良い。
ワークショップは一つの手段である

田丸さん:ところで古新さんはどう思われますか?

コニー:(ようやくキター!!)
ようやくキター!! その瞬間の表情w

コニー:二つのレイヤーがあると思ってます。
自分は小さい頃は、小学1年生なのに5年生のクラスに入ってしまうような変わった子だった。
自分はデジタルハリウッドに入ってアクティブラーニングを初めて知った時に、
従来の詰込み型の勉強ではない学びのあり方に楽しいなと初めて思えた。

社会人になると生きるための勉強。
何のための勉強。誰のための勉強を意識するようになった。

一方で、ワークショップが楽しいというだけのものもあると思っていて
お料理ワークショップ、手芸ワークショップなど
集まって特定のメンバーだけで楽しみ合う形式もOKだと思っていて、

・ビジネスや活動に有益に結びつくワークショップ
・単に楽しい、その空間で話し合えるのが嬉しいワークショップ

と2種類あるのでは?

テッチャン:楽しいをゴールにする、仲良くするがゴールなものであれば良い。
目的に合っていればいい。何のために開催するのかを考えていきたい。
最近何のためのワークショップかが判らなくないものが増えている。

田丸さん:最近はWS(ダブリューエス)でワークショップと通じますもんね(笑)

[次回のブログはアクティブラーニングとワークショップの関係性について!]






2016年6月9日木曜日

プレゼンにおけるプレゼントとは?

教育に関連する様々な方々とお打ち合わせしております。

そもそもなぜ、「映画監督が教育なの?」
と毎日質問を受けますが、
映画監督が教育と関わってもいいじゃないと
笑って答えるようにしております。

自身が常々考えてきたことは、
エンターテイメントと学びの融合でした。

もっと授業中、沢山生徒が語ればいいのに!
大学受験が全て点数主義っておかしくない?

そんな既存の教育システムのモヤモヤを抱えながら
学生時代を過ごしてきた経緯があります。

学生時代は恥ずかしい、誰かに揶揄される、非常識だ、
などネガティブな発想ばかり思ってましたが、
今となっては、そういったことを経て自分らしさを追求したい!
という考えに至ったのです。

もちろん、視野を広げて物事を捉えること、他者を意識することは大切ですが、
自分が思ったことを素直に、声を大きくして伝えてもいいんだよ!
ということを生涯発信して参りたいわけです。

そんな中、今晩はとてもステキな先生と6時間近く語りました。
今晩「も」というのが正しいでしょうか笑

全部をお伝えしたいのですが、
中でも印象的だったことは「プレゼント」という単語でした。

「プレゼンにおいて、みなさん何を意識していますか?」

自分の伝えたいこと、抱えている仕事、悩みや問題
それを一方的についつい伝えていませんか?
ということをいつも気を配っております。

その先生もそのことを考えておられており、
会話の中で「プレゼント」という言葉を用いられました。



プレゼントは2つの意味を持ちます。

1つ目は、相手に対しての「贈り物」のプレゼントです。
相手のことを想像し、相手の気持ちを考えるという姿勢。
贈り物のように相手にプラスになることを伝える。
笑いや感動を届けようとする仕掛けです。

2つ目は、自分の「現在」のプレゼントです。
生い立ちや夢ではなく、今何を考え、何を感じ、何をしたいのか。
そこに他人は共感を覚えるという視点です。

確かにそうだよな、と思いました。
昔話をベラベラ語られても、なんだか雲をつかむようだし、
未来に夢を延々に語られても、もっと現実を見て動こうよと思うだろうし、
大切なことは、

たったいま、目の前の誰と向かっており、
何を今考えているかを具体的に伝える姿勢

なんだと思います。

自己主張、主体性、チームワークが必要とされてきている昨今において、
大切なことはテクニックでも、仕組みでも、ノウハウとかだけなく、
その個々人の心のドキドキなんだよな、と改めて実感を致しました!

2016年6月7日火曜日

学びは地方創生につながるという発想

教育・地方創生をキーワードの様々な方々とお打ち合わせをさせていただいております。
8月はラーニング・スプラッシュという兵庫での一泊二日の合宿に参加させて頂き、
ワークショップ講師並びに当社スタッフはメイキングとしてご協力をさせて頂きます。

とても面白いイベントだなと思っており、
とある学校を使って、体感を大切に学びをお互いに享受し合う内容です。

小生は、facebookの反転授業のグループ仲間の山口県立萩商高等学校の松嶋先生と
コラボさせて頂きます。
憧れの先生とのコラボワークショップ!
さて、果たしてどんな化学反応が生まれるのでしょうか。


このイベントの面白さは、学生さんや先生がフラットな立ち位置で
非日常体験を共有しながら、
置かれている環境を通じて、日頃の身の回りの生活も考えていくことになるんだろうな
ということです。

自分自身を日頃とは違った場所に身を置くことで、
新鮮な気持ちになり、視野を広げ、仲間との連帯感が生まれてくる。

この体験が地元の方と結びつくことで、
地方を元気にしていくアイデアやトリガーが生まれてくると思っております。

昨日も、鹿児島の三島村のイベントに参加させて頂き、
大名筍をいただきましたが、
若手の方々が様々な視点で島の活性にトライされている姿を見ていて、
みなさんで外部の学びを受け入れながら、積極的に取り入れているんだなと
つくづく感じました。

小生の次回作「あまのがわ」も鹿児島・屋久島の魅力×教育をテーマにしております。
びというのは決して、学校、学生さんだけが必要ものでなく、
実は大人・社会人こそが必要なものと考えております。

社会において実践的なことを経験し、
そこから違った発想の視野を磨いていくことで、
新しい物事に挑戦し、トライ&エラーを行っていく。

PDCAサイクルにおいて、常に学びを吸収して、
自分自身を磨いていくというのは、社会や人を導く立場には大変必要な素養と思っております。

地方創生も、現在高齢化・情報運用・若手の担い手不足など
様々な課題を抱えておりますが、
これらを解決すべき手段もはやり学びなんだろうなと思っております。

課題を課題と捉えず、チャンスと捉えていき、
持っている資産を当たり前・つまらないではなく、
視点を変える・何かと融合させるということをしたときに、
かけがえのない価値が創出されると思っております。

そんな時に、気付かされるのは若い方々の先入観ない視点だと思います。
その視点に驚かされながらも、当たり前とは違った視点に触れていくことで、
見えなかった価値に気づき、推進力や遠心力が生まれてくるのではないでしょうか。

大切なことは、

・フラットな立ち位置で物事を見る視点
・違った価値と積極的にコラボをしていく姿勢
・体感からチームで共感を生み出していく機会

こそが、地方創生につながる三つのキーワードと捉えております。

身分・世代を越えた方との学びを享受し合うこと、
そのことでお互いが持っている価値観や能力を掛け算しあい、
はたまたぶつかり合いながらも課題を解決させていくストーリーが
生まれるのだと思っております。

ストーリーが生まれれば、世界が変わっていく。
そんな発想を常々持っております。

当社・コスモボックスも持っているノウハウや資産を
皆様の持っているものと掛け算をさせていただきながら
学びと地方創生に貢献して参りたいと考えております。

ワークショップサミットを開催します!

明後日は東中野テクニカルカレッジにて
ワークショップサミットを開催します!


売れっ子ワークショップデザイナーの小笠原てっちゃん、
ショートショート小説の新鋭・田丸雅智さん
行政書士で高校の特任講師でもある松本沙織さん
そして、小生の4名でお届け致します。

・ワークショップがなぜブームなの?
・やってみてどういう効果が生まれるの?
・アクティブ・ラーニングや人材育成などとの関係性は?

他では決して聞けない最新情報やワークショップ手法を
一挙に大公開!
日頃ファシリテーターをされている社会人・学生
ワークショップをもっと盛り上げたいと思っている方など
ふるってご参加ください。


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2016年6月4日土曜日

教育とはおまけをつけて返すもの

連日私学の校長先生、ALを積極的に展開されている若手教師、
教育コンサルタントや教育アプリを開発されている方々など
多数の方とお打ち合わせをさせて頂きます。

それぞれの方々お立場が違えども、
一律におっしゃることは、
学校の空間で積極的に新しいことを掲げようとする人と
保守的で無関心な人に分かれるということです。

保守的な方は、新しいことをやろうとする方を必ず突く・批判するらしいですが、
子供たちの学びを教える立場の方がそのような姿勢では大変残念ですね。

急速に教育現場が変化をしていく中で、
大切なのはサービス精神なんだと思います。

社会人では当たり前のようなことが、
先生という立場には意識を持っている方が限られるという
声をよく聞くのですが、
外の世界と触れる機会がなかった訳だから
そりゃそうだよな、と思う訳です。

ロボットやAIが急速に発達していくと、
果たして人間が教えるという行為にいなければならないのかという
疑問に突き当たるわけです。

そこには先生たちご自身が今のお仕事に対しての意欲やモチベーションを
如何にして、再確認・再発見していただくかということに尽きるのかと思うのです。

子供というのは、大人の背中を見て育ちます。
唯一触れることのできる親以外の大人は先生という場合も少なくありません。

そんな中、外部の人間が学生さんたちに社会のことを伝えることは、
大変意義があると思いますし、
先生たちにも、抱えているお仕事以外のプラスαで
仕事に対してのモチベーションやご自身だからできるものは何なのかを
日頃から考えていただけたらなと思うばかりです。

たまたまうちの母校の巣鴨の前校長政三先生は
授業料に100円をプラスして返すサービス精神を大切にしていると
よくおっしゃっていましたが、
たまたま私学の先生とお夕飯を食べた時にも、
自分のお給料に上乗せしてお返しする精神で授業をしておりますと
アクティブラーニングを頑張られている先生がおっしゃっていて、
素晴らしいなと思いました。

先生という仕事は人生を導く究極のサービス業。
とことん改善・工夫・成長をしていき、
その姿勢を見せることこそが、真の教育なんだと思っております。